そしてスイス在住の環境ジャーナリストの滝川氏は、ヨーロッパにおける、特にドイツの事例を紹介していただきました。エネルギーを地域で賄うことは地域経済にとっても重要なこと、産業の少ない郊外では生活に必要なエネルギーを使うとお金が外へ流出していくことをわかりやすく説明していただきました。エネルギーの自立運動が普及すればエネルギーシフトも可能となり、ネットワーク化によって大きな潮流になれば国も動かす力になる、日本の地域再生、温暖化対策、エネルギー問題解決のカギとなるので東広島地域から日本のエネルギー自立運動を始めましょうと呼びかけられました。
シンポジウムの後に賀茂泉館泉ホールで開催された交流会には、シンポジウム参加者やご講演いただいた講師の方たちなど40名近くが参加されました。会場では充分に聞けなかったことを尋ねられたり、参加者同士で意見交換をされたり、エネルギーをはじめ環境など関連する話題で盛り上がりました。会場ではタイトルのとおり、厳選されたワインと西条酒が用意されました。 このことをきっかけに東広島市から再生可能エネルギーの普及や省エネルギーへの取り組みが期待されます。
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