*本講座の趣旨:私たち人類は有史以前から宇宙と深く関わって生きてきました。多くの生物も宇宙のリズムに同調しています。近年では宇宙探査、観測機器の急速な進展に伴って、宇宙の成り立ちから宇宙の未来に至る様々な事象の解明が進みつつあります。広島大学の研究者も宇宙科学の先端的な分野で活躍しています。本講座では、第一線でご活躍中の講師陣を迎えて宇宙の過去、現在、未来について様々な視点からわかりやすくご紹介したいと思います。
*対象受講生:宇宙に関心のある小学生から高齢者までの全ての市民を対象とします。本講座はカモンケーブルテレビで放映される予定ですが、受講生個人を特定できる画像は放映されませんので、どうぞお気軽にご参加ください。
*実施期間:2016年10月22日~11月12日までの毎週土曜日、午前10時10分~11時40分
*場所:市民文化センター研修室2
*募集定員:30人。できるだけ多くの方のご参加をお待ちしています。
*応募締切:準備の都合上できるだけ10月18日(火)までにお申し込みください。
*申込先:市生涯学習課(TEL: 082-420-0979、FAX: 082-422-1600)
受講希望者のお名前、住所、電話番号を電話あるいはファックスで伝えてください。
*受講料:無料です。
第1回(10月22日):東広島から見える宇宙
旅先案内人:大杉 節(広島大学付属東広島天文台特任教授、前宇宙科学センター長)
東広島天文台のかなた望遠鏡などで見える宇宙の姿を紹介。東広島天文台はどのように
してブラックホールの周辺を観測できたか、などの最新成果も紹介します。
第2回(10月29日):宇宙の始まりと終わり
旅先案内人:牟田泰三(理論物理学者、元広島大学長)
宇宙はどのようにして生まれ、将来どのようになるのか?ダイナミックに変化し続ける
宇宙の姿に迫る世界の科学者の姿も紹介します。
第3回(11月5日):暦に見る暮らしと宇宙
旅先案内人:金田晉(美学者、広島大学名誉教授)
人間は宇宙をゆりかごとして育ち、暦文化を育ててきました。私たちの生活が宇宙のリズムとどのようにかかわっているか、暦を通して考えます。
第4回(11月12日):人類が宇宙へ旅立つ日
旅先案内人:安藤忠男(環境科学者、広島大学名誉教授)
人類が地球に別れを告げる日が来るのでしょうか?「地球温暖化が進行すると今世紀中にも地球環境が生物の生存に適さなくなる」との予測もあります。その根拠は?対策は?